理容師 過去問
第50回(2024年9月)
問52 (文化論及び理容技術理論 問12)

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問題

理容師試験 第50回(2024年9月) 問52(文化論及び理容技術理論 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

レザーのプッシュハンドに関する次の文章の(   )内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。

「( A )の持ち方で、手関節だけを( B )へ反らし、切れ刃を向こう側へ向けて持つ。レザーを( C )によって押し出すようにしてシェービングする。」
  • A:フリーハンド  B:手掌側  C:肘関節
  • A:ペンシルハンド  B:手背側  C:指関節
  • A:フリーハンド  B:手背側  C:指関節
  • A:ペンシルハンド  B:手掌側  C:肘関節

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この過去問の解説 (2件)

01

シェービングで重要なことは、力を効率的に伝え、剃り残しを防ぐことです。
切れ刃が皮膚に等しく接触するため、安全性が高まります。
 

選択肢1. A:フリーハンド  B:手掌側  C:肘関節

誤り
 

フリーハンドは、自由に握り、切れ刃を直接操作できます。
 

選択肢2. A:ペンシルハンド  B:手背側  C:指関節

誤り
 

ペンシルハンドは、鉛筆のように持つ持ち方です。

繊細な動きが可能です。

選択肢3. A:フリーハンド  B:手背側  C:指関節

正解
 

フリーハンドは、力を加えやすく、安定した運行が可能です。
毛流れや皮膚の状態を整えながら剃るのに適しています。
 

選択肢4. A:ペンシルハンド  B:手掌側  C:肘関節

誤り

 

手関節は手背側にそらします。

手掌は手の広のことです。

レザーの切れ刃を向こう側に向ける持ち方です。

この動きにより、皮膚に対して押し出すような操作が可能になります。

指の動きで押し出します。

 

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02

A:フリーハンド・B:手背側・C:指関節の組合せが正しいです。

プッシュハンドは、フリーハンドの持ち方手関節を手背側に反らし、刃を向こう側へ向けて持ち、指関節の動きで刃を前へ押し出すように運行します。

選択肢1. A:フリーハンド  B:手掌側  C:肘関節

不適切です。プッシュハンドでは手関節は手背側に反らします。

手掌側では角度が立ちすぎて食い込みやすく、肘関節主導だとコントロールが粗くなります。

選択肢2. A:ペンシルハンド  B:手背側  C:指関節

不適切です。ペンシルハンドは細部の処理向きで、プッシュハンドの基本はフリーハンドです。

手背側・指関節という方向性は近いですが持ち方が違います。

選択肢3. A:フリーハンド  B:手背側  C:指関節

適切です。フリーハンドで保持し、手関節を手背側へ軽く反らせ、指関節の押し出しで短いストロークを安定して作ります。

プッシュハンドの定義に一致します。

選択肢4. A:ペンシルハンド  B:手掌側  C:肘関節

不適切です。持ち方・反らす方向・主動関節のいずれもプッシュハンドの要点と合いません。

まとめ

プッシュハンドは、フリーハンドで持ち、手関節は手背側へ、運行は指関節で押し出すのが基本です。

大きな関節(肘)に頼らず、指先主体の短いストロークで角度と圧を安定させることが安全で滑らかなシェービングにつながります。

 

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