理容師 過去問
第50回(2024年9月)
問51 (文化論及び理容技術理論 問11)

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問題

理容師試験 第50回(2024年9月) 問51(文化論及び理容技術理論 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

マンセル表色系に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 有彩色には、輝度・明度・彩度の三属性がある。
  • 無彩色には、明度・彩度の二属性がある。
  • 黒の明度は、9である。
  • 最高彩度は、14である。

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この過去問の解説 (2件)

01

マンセル表色系は、色を

「色相(Hue)」

「明度(Value)」

「彩度(Chroma)」

の3つの属性で体系的に表現する方法です。
 

選択肢1. 有彩色には、輝度・明度・彩度の三属性がある。

誤り 

 

輝度→色相

 

・色相は色味の種類

・明度は明るさの度合い

・彩度は色みの強弱の度合い

 

輝度は、物体がどれだけ明るく見えるかを表す数字のことです。
 

選択肢2. 無彩色には、明度・彩度の二属性がある。

誤り

 

明度・彩度の二属性→明度のみ
 

無彩色は色みを全く持たない色です。

白 灰 黒

 

選択肢3. 黒の明度は、9である。

誤り 

 

9→0

色の明るさを示し、理想的な黒を0、理想的な白を10として段階的に設定されています。
 

選択肢4. 最高彩度は、14である。

正しい

 

彩度の最大値は色相によって異なり、例えば赤(5R)の最高彩度は14ですが、青緑(5BG)は8になります。

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02

最高彩度は、14である。が正しいです。

マンセル表色系では、実習や教育で用いる標準的な色票・図表では彩度の上限を14までとして示します。

(色相によって到達できる最大彩度は異なりますが、表記上の上限は14で扱います)。

選択肢1. 有彩色には、輝度・明度・彩度の三属性がある。

不適切です。マンセル表色系の三属性は色相・明度・彩度です。輝度は物理量であり、マンセルの三属性には含まれません。

選択肢2. 無彩色には、明度・彩度の二属性がある。

不適切です。無彩色(白・グレー・黒)は色相も彩度も持たず、明度のみで表します。したがって二属性ではありません。

選択肢3. 黒の明度は、9である。

不適切です。マンセルの明度は0〜10で表し、黒は0、白は10付近です。黒が9という記述は誤りです。

選択肢4. 最高彩度は、14である。

適切です。教育・実務で使う標準的なマンセル色票では彩度の表記上限を14として扱います。

(実際に得られる最大彩度は色相により異なるため、上限「14まで」が用いられます)。

まとめ

マンセル表色系は色相・明度・彩度で色を表し、無彩色は明度のみで表します。

明度は0(黒)〜10(白)の範囲、彩度は表記上14までで示すのが基準です。

今回は最高彩度は14が正しい内容です。

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