理容師 過去問
第52回(2025年9月)
問36 (香粧品化学 問1)

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問題

理容師試験 第52回(2025年9月) 問36(香粧品化学 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

香粧品に配合される油性原料に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  ロウ類は、高級アルコールと高級脂肪酸とのエステルである。
b  高級アルコールは、炭素数の多いアルコールである。
c  炭化水素は石油から得られるもので、動植物からは得られない。
d  シリコーン油は、炭化水素である。
  • aとb
  • bとc
  • cとd
  • aとd

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この過去問の解説 (2件)

01

高級:炭素が多いという意味です。

炭化水素:スクワラン(サメや植物)も仲間です。

シリコーン:ケイ素が主役。炭化水素ではないです。

選択肢1. aとb

a ロウ類は、高級アルコールと高級脂肪酸とのエステルである。 

【解説】正しいです(○) 

ロウ類の定義そのものです。代表的なものにホホバ油やミツロウがあります。油脂とは構造が異なります。

b 高級アルコールは、炭素数の多いアルコールである。 

【解説】正しいです(○) 化学の世界で「高級」とは、品質が良いという意味ではなく、分子の中の炭素数が多いことを指します。セタノールやステアリルアルコールなどがこれに当たり、製品に滑らかさを与えます。

c 炭化水素は石油から得られるもので、動植物からは得られない。 

【解説】誤りです(×) 炭化水素には、石油由来のワセリンや流動パラフィンだけでなく、動植物由来のものもあります。サメの肝油から得られるスクワランや、植物由来のスクワランが有名です。

d シリコーン油は、炭化水素である。 

【解説】誤りです(×) シリコーン油は、ケイ素(Si)と酸素(O)が交互に結びついた構造を持つ化合物であり、炭素と水素だけでできている炭化水素とは全く別の物質です。

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02

この問題の正解はaとb」です。

 

「香粧品化学」の基礎となる、油性原料(オイル成分)に関する問題です。

 それぞれの原料が「何からできているか」「どんな化学的特徴があるか」という分類を整理できているかが鍵となります。

 

a:正しいです。

ロウは、高級脂肪酸と高級アルコールが結びついた「エステル」という化合物です。

代表的なものに、ホホバ油、ミツロウ(ビーワックス)、ラノリンなどがあります。

 

b:正しいです。

「高級」とは質が良いという意味ではなく、「炭素の数が多い」ことを指します。

セタノールやステアリルアルコールなどが代表で、クリームの硬さを調節したり、乳化を安定させたりする働きがあります。

 

c:誤りです。

炭化水素には、流動パラフィンやワセリンのように石油から精製されるものだけでなく、

サメの肝油から得られる「スクワレン」や、それを安定させた「スクワラン」のように、動植物から得られるものもあります。

 

d:誤りです。

シリコーン油は、炭素ではなく「ケイ素」と酸素が交互に結びついた骨格を持つ化合物です。

炭化水素とは全く別の化学構造を持っており、撥水性やサラサラした感触が特徴です。

選択肢1. aとb

こちらが正しい組み合わせになります。

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