理容師 過去問
第52回(2025年9月)
問33 (皮膚科学 問3)

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問題

理容師試験 第52回(2025年9月) 問33(皮膚科学 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚の保護作用に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 脂肪膜とケラチンには、化学的刺激に対する保護作用がある。
  • 脂肪膜に含まれる脂肪酸には、微生物に対する保護作用がある。
  • 組織球には、紫外線から基底細胞を保護する作用がある。
  • 膠原(こうげん)線維や弾性線維には、機械的外力に対する保護作用がある。

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この過去問の解説 (2件)

01

組織球は「お掃除係」、メラニンは「日傘」とイメージすると、誤りにすぐ気づけます。

選択肢1. 脂肪膜とケラチンには、化学的刺激に対する保護作用がある。

【解説】この記述は正しいです(○)

皮膚表面を覆う脂肪膜(皮脂膜)と、角質層の主成分である硬いたんぱく質のケラチンは、外部からの酸やアルカリ、薬剤などの化学的刺激が内部へ浸透するのを防ぐ役割をしています。

選択肢2. 脂肪膜に含まれる脂肪酸には、微生物に対する保護作用がある。

【解説】この記述は正しいです(○)

皮脂膜に含まれる遊離脂肪酸のはたらきにより、皮膚表面は弱酸性に保たれています。この酸性の環境が、有害な細菌や微生物の繁殖を抑える殺菌的・静菌的な効果を発揮します。

選択肢3. 組織球には、紫外線から基底細胞を保護する作用がある。

【解説】この記述は誤りです(×)。本問は誤った選択肢を選ぶ設問であるため、こちらが正解となります。

紫外線から基底細胞を保護するのは、メラノサイト(色素細胞)が作るメラニン色素です。組織球は、真皮に存在して異物を食べるなどの免疫活動を行う細胞であり、紫外線保護の主役ではありません。

選択肢4. 膠原(こうげん)線維や弾性線維には、機械的外力に対する保護作用がある。

【解説】この記述は正しいです(○)

真皮にある膠原線維(コラーゲン)と弾性線維(エラスチン)は、皮膚に強さと弾力性を与え、外部からの衝撃や圧力といった物理的・機械的な力から内部を守っています。

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02

この問題の正解は組織球には、紫外線から基底細胞を保護する作用がある。」です。

 

要点とポイント

脂肪膜(皮脂膜): 皮脂と汗が混ざり合ったもので、殺菌作用や化学物質の侵入防止を担います。

ケラチン(角質): 物理的・化学的に非常に丈夫なタンパク質です。

メラニン: 紫外線から細胞を守る「日傘」の役割をします。

真皮の線維: コラーゲン(膠原線維)などが、クッションのように衝撃を吸収します。

選択肢1. 脂肪膜とケラチンには、化学的刺激に対する保護作用がある。

この記述は正しいです

 

皮膚表面の「脂肪膜」が油溶性物質の浸透を防ぎ、

硬いタンパク質である「ケラチン」が酸やアルカリなどの刺激から内部を守っています。

選択肢2. 脂肪膜に含まれる脂肪酸には、微生物に対する保護作用がある。

この記述は正しいです

 

皮脂に含まれる脂肪酸によって、皮膚の表面は弱酸性(pH 4.5〜6.5程度)に保たれています。

この酸性が、細菌などの微生物が繁殖するのを抑える役割を果たしています。

選択肢3. 組織球には、紫外線から基底細胞を保護する作用がある。

この記述は誤りです。

 

紫外線から基底細胞(肌の奥)を守るのは、組織球ではなく「メラニン(色素)」です。

 ※「組織球(マクロファージ)」は、侵入した異物を食べる免疫細胞であり、紫外線対策の担当ではありません。

選択肢4. 膠原(こうげん)線維や弾性線維には、機械的外力に対する保護作用がある。

この記述は正しいです

 

これらは「真皮」にある成分です。

膠原線維(コラーゲン)は強靭な網目構造を、弾性線維(エラスチン)はゴムのような弾力を持っており、外からの圧力や衝撃を和らげるクッションの役割をしています。

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