理容師 過去問
第50回(2024年9月)
問55 (文化論及び理容技術理論 問15)

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問題

理容師試験 第50回(2024年9月) 問55(文化論及び理容技術理論 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

シャンプーイングに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 薬液処理の前には、薬剤がよく浸透するように強くしっかり洗う。
  • リアシャンプーでは、手指の操作・運行は、左右交互に速く行う。
  • 手指の操作・運行は、頭皮の割線方向に行う。
  • 泡立ちが悪い場合は、途中でシャンプー剤を付け足す。

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この過去問の解説 (2件)

01

頭皮や頭毛は、ふけやほこりによって不潔になりやすいです。

放置すると生理機能を悪くし、衰えを早めます。

選択肢1. 薬液処理の前には、薬剤がよく浸透するように強くしっかり洗う。

誤り

 

頭毛、頭皮のダメージを防ぐため強く洗わず、薬剤の作用が正確に発揮できるように配慮します。

選択肢2. リアシャンプーでは、手指の操作・運行は、左右交互に速く行う。

誤り 

 

リアシャンプーは両手を同時に動かします。
頭皮全体を包み込みながら動かすと、リラックス効果を高めます。
 

選択肢3. 手指の操作・運行は、頭皮の割線方向に行う。

正しい

 

割線方向に行うことで、効率的な作業ができ、洗い残しを防ぎます。
 

選択肢4. 泡立ちが悪い場合は、途中でシャンプー剤を付け足す。

誤り

 

泡立ちが悪い場合は、シャンプー剤を追加するのではなく、一度すすいでからもう一度洗うようにします。
 

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02

手指の操作・運行は、頭皮の割線方向に行う。が適切です。

頭皮の走行(割線)に沿って動かすと、力が均一に伝わり、摩擦や毛のからまりを防ぎながら、汚れを効率よく落とせます。

選択肢1. 薬液処理の前には、薬剤がよく浸透するように強くしっかり洗う。

不適切です。パーマやカラーの前は、強くこすらずやさしく洗います。

強い摩擦は頭皮刺激やキューティクル損傷につながり、施術中のヒリつきやダメージの原因になります。

選択肢2. リアシャンプーでは、手指の操作・運行は、左右交互に速く行う。

不適切です。リアシャンプーはリズムよく、均一な圧で、無理な速さは避けるのが基本です。

速さを求めると、圧が乱れて洗い残しや不快感を招きます。

選択肢3. 手指の操作・運行は、頭皮の割線方向に行う。

適切です。頭皮の割線(走行)に沿った運行は、力の分散・摩擦低減・毛絡まり防止に効果的です。

皮膚への負担を減らし、汚れの除去もスムーズになります。

選択肢4. 泡立ちが悪い場合は、途中でシャンプー剤を付け足す。

不適切です。まず予洗い(すすぎ)を十分に行い、少量のぬるま湯を足して乳化させます。

剤を足し続けると残留の原因になりやすいです。

まとめ

シャンプーの基本は、やさしい操作・均一な圧・頭皮の割線に沿った運行です。

薬液前は刺激を与えない洗い方を守り、泡立ち不良は予洗いと乳化で改善します。

以上から、正しい記述は手指の操作・運行は、頭皮の割線方向に行う。となります。

 

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