理容師 過去問
第51回(2025年3月)
問29 (人体の構造及び機能 問4)
問題文
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問題
理容師試験 第51回(2025年3月) 問29(人体の構造及び機能 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
- 蝸牛(かぎゅう)
- 半規管(三半規管)
- 球形囊(のう)
- 卵形囊
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題で押さえておくべきポイントは、耳の平衡感覚器官の役割分担です。
・半規管:回転運動(加速度)を感知する。
・球形嚢・卵形嚢:直線運動(重力や加速度)を感知する。
・蝸牛:聴覚を担う。
蝸牛は音を感知する器官で、回転や平衡感覚には関与しません。
三半規管は頭の回転運動を感知します。3つの管が直交して配置されているため、あらゆる方向の回転を感知できます。
球形嚢は垂直方向の直線運動や重力を感知します。
卵形嚢は水平方向の直線運動を感知します。
耳の平衡感覚は「半規管=回転」「球形嚢・卵形嚢=直線」「蝸牛=聴覚」と整理して覚えるのがポイントです。特に回転を感知するのは半規管です。
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02
人体の構造及び機能に関する問題です。
✕・・・・誤った選択肢です。蝸牛(かぎゅう)は音を感知する器官であり、聴覚に関係があります。
◯・・・・正しい選択肢です。
✕・・・・誤った選択肢です。球形嚢は前庭(内耳の平衡感覚を司る器官)の一部です。頭部の傾きや垂直方向の直線運動の加速度を感知します。
✕・・・・誤った選択肢です。卵形嚢は前庭(内耳の平衡感覚を司る器官)の一部です。水平方向の直線加速度を感知します。
よって、半規管(三半規管)が体の回転を感知します。
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03
それぞれの器官の特徴を覚えておきましょう。
・蝸牛(かぎゅう):音(音波)を感知する(聴覚)
・三半規管:回転運動(ぐるぐる動き)を感知
・球形囊(きゅうけいのう):直線的な加速度や重力方向を感知
・卵形囊(らんけいのう):直線的な加速度や傾きを感知
蝸牛(かぎゅう)は聴覚をつかさどる器官です。
音の振動を電気信号に変えます。
正解
三半規管の特徴は前・後・水平の3つの管で構成されています。
体の動きに応じて中のリンパ液が動き、感覚毛を刺激して脳に回転を伝えます。
球形囊(のう)は上下の加速度や重力方向を感知する器官です。
卵形囊は水平移動や直線加速を感知する器官です。
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