理容師 過去問
第51回(2025年3月)
問23 (衛生管理技術 問3)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
理容師試験 第51回(2025年3月) 問23(衛生管理技術 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
- 紫外線には、細菌のDNAや細胞壁を破壊する作用がある。
- 紫外線の消毒効果は、油膜などの汚れのある表面でも減弱しない。
- 煮沸消毒の消毒時間は、水が沸騰してから計る。
- 蒸気消毒は、煮沸消毒より長い時間を要する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
この問のポイント
理学的消毒法とは・・・熱(煮沸、蒸気)や紫外線などの物理的な手段を用いて病原微生物を死滅させる方法です。化学薬品を使わないため、残留性などの心配がなく、経済的で効果が確実な場合があります。
代表的な方法
・煮沸消毒法・・・・・沸騰したお湯の中で、15分以上の煮沸で一般的な細菌、結核菌、真菌、ウイルスを殺菌できます。(芽胞には効果なし)
・蒸気消毒法・・・・・100℃の蒸気の中に30〜60分間さらす方法です。煮沸と同様、芽胞以外の微生物に効果があります。
・紫外線消毒法・・・254nm付近の紫外線ランプを照射して微生物を殺菌する方法です。
◯・・・・正しいです。紫外線には細菌のDNAに損傷を与え、増殖を抑制したり死滅させる作用があります。
✕・・・・誤りです。紫外線の消毒効果は、光が対象物に当たることで発揮されます。油膜やタンパク質などの有機物、ほこり、水滴といった汚れは紫外線を遮断するため、消毒効果は減少します。
◯・・・・正しいです。煮沸消毒は、水が沸騰してから摂氏100℃を超えてから通常3分から5分間、消毒対象物を浸すことで効果を発揮します。
◯・・・・正しいです。蒸気消毒は、蒸気の中に30〜60分さらす方法で、煮沸消毒よりも時間を要します。
紫外線の消毒効果は、油膜などの汚れのある表面でも減弱しない。が誤りでこの問の正解になります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
02
理学的消毒法とは、
物理的手段(熱・光・放射線など)によって微生物を死滅・除去する方法のことです。
主に以下の3つがあります。
紫外線消毒:表面の殺菌に有効。ただし遮蔽物や汚れに弱い
煮沸消毒:100℃の熱湯で微生物を殺菌(芽胞にはやや弱い)
上記消毒:高温の蒸気を利用し、煮沸より高温で強力
正しい記述です
紫外線(特にUV-C)は、DNAを損傷し、微生物の増殖を抑える作用があります。
正解
誤り
紫外線は表面しか照射できず、汚れ・油膜・影になる部分には届かないため、効果が減弱します。
正しい記述です
煮沸の殺菌力は100℃に達してから発揮されるため、沸騰後からの時間が有効時間となります。
正しい記述です
蒸気は物の内部まで温まりにくく、十分な消毒を行うには煮沸より時間がかかる場合があります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
この問題で押さえておくべきポイントは、理学的消毒法(紫外線・煮沸・蒸気など)の特徴と注意点です。
特に紫外線の効果は遮蔽物や汚れで低下することを理解しておく必要があります。
正しいです。
紫外線(主に波長254nm)はDNAに損傷を与え、増殖を阻害します。
誤りです。
紫外線は直線的に進むため、汚れや遮蔽物があると効果が著しく低下します。油膜やほこりのある表面では消毒効果が減弱します。
正しいです。
通常は沸騰後5〜30分程度行います。
正しいです。
蒸気消毒(流通蒸気)は煮沸より低温で行うため、同等の効果を得るには長時間が必要です。
紫外線消毒は遮蔽物や汚れで効果が減弱するため、表面を清掃してから照射することが重要です。
煮沸は沸騰後に時間を計り、蒸気消毒は煮沸より長時間必要という特徴も覚えておきましょう。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問22)へ
第51回(2025年3月) 問題一覧
次の問題(問24)へ